ホンダは18日、埼玉製作所を報道陣に公開した。同製作所長の片山行執行役員は「稼働率が5割となっているが、各ラインの勤務シフトは変えていない」と述べた。
埼玉製作所では4月4日に海外向け部品の生産を開始し、震災後ちょうど1カ月後の11日に完成車ラインを稼働。以前通りに2直の体制を敷いているが、一部の部品が安定的に供給されないため、稼働時間を調整しながら生産を行っている。
生産は9時から19時までに限定し、それ以前と以後はトレーニングや改善提案活動などに時間を振り向けている。こういうときこそ、普段できないような活動に力を入れ、従業員のレベルアップを図ろうというわけだ。