ブリヂストンは13日に開幕した「ファインテックジャパン」に新型電子ペーパーを展示した。これまでは画面に映し出されたものを見るだけだったが、今回展示したものは、ペンを使って自由に書き込みができるというものだ。
それも15万回の書き換えが可能で、書いたものはブルートゥースやWiFiを介してパソコンに保存できる。またUSB端子もついているので、メモリーカードなどにも保存は可能だ。
しかも、電力は書き換えを行うときにだけ消費する。つまり書いたものを映しているだけなら、電力は消費しない。その点が液晶とは大きく違う。さらに液晶の動きが鈍くなると言われている気温零下の世界でも、問題なく作動する。
「さまざまな場面で活用できると思いますが、病院のカルテにはもってこいなのではないかと考えています」と同社関係者は話す。発売は5月末の予定で、価格はまだ未定とのことだ。