東京ビッグサイトで13日に開幕した「ファインテックジャパン」で驚くようなガラスが登場した。ミクロ技術研究所が展示した自由に曲がるガラスがそれで、その厚さは何と0.02mm。
自社開発の機械を使って、普通のガラスを削ったが、「いかにムラなく平坦に削るかが技術の見せ所で、なかなかできるものではない」(同社関係者)という。合成樹脂のフィルムでもここまで薄くするのは難しい。
ガラスはフィルムよりも耐熱性があり、透過性も高いため、これまでカーナビのモニターなど幅広い分野で利用されてきた。今流行のスマートフォンもそうで、同社の0.2mmのものが採用されているケースが多い。
そのガラスをさらに薄くできないかと限界まで挑戦したのが、今回展示した0.02mmのもので、すでに引き合いが数件来ているそうだ。