ダイハツ工業は、4月18日から本社(池田)工場と京都工場で生産を再開すると発表した。これによりダイハツグループ全工場で、生産活動が再開される。
同社では東日本大震災後、国内の工場の操業を停止した後、ダイハツ九州の大分(中津)工場などで順次操業を再開していたが、本社工場と京都工場が生産を停止していた。両工場とも当面の部品確保のめどがついたため、グループ全工場で操業を再開する。
在庫部品と部品供給の状況を確認しながらの生産となるため、通常の5割程度の稼働となる予定。
大型連休明けの5月6日以降の車両生産は、部品供給の状況を確認したうえで、別途判断するとしている。
東日本大震災により影響を受けた乗用車メーカー工場の操業状況は13日現在、以下の通り。
●トヨタ自動車…18〜27日操業
日野自動車(トヨタSUV)…18〜27日操業
●日産自動車…下記をのぞき操業
栃木工場…18日から再開
いわき工場…18日から再開
●ダイハツ工業…18日からグループ全工場で再開
本社池田工場、京都工場…18日から再開
●三菱自動車
水島製作所…15日に停止
名古屋製作所…15日まで停止
パジェロ製造…15日まで操業
●ホンダ…操業
●マツダ…操業
●スバル富士重工業…操業
●スズキ…操業
※順不同。期限のない停止・再開は、期限未定。また操業中のところも、いずれも部品・素材調達が不安定なため、本格的な操業ではない。