日産自動車は4月8日、3月23日にジュネーブにて行われた、非営利組織「フリート・フォーラム」の年次会合の中で、ゼロ・エミッションに関するパートナーシップに合意し、覚書に署名したと発表した。
覚書の内容は、同社がフリート・フォーラムに対し、電気自動車の日産『リーフ』5台を、1年間に亘って無償貸与するというもの。フリート・フォーラムはこの5台の日産リーフを、フリート・フォーラムに正式に参加している援助団体に試用期間を決めて再貸与し、より環境に優しい車両運用の実現に向けたトライアルを行う。
同トライアルに参加する援助団体は、同社とフリート・フォーラムが協議をして決定する、試験的プログラムは2011年度の第2四半期より開始される予定。
フリート・フォーラムは、2003年に赤十字社、国連世界食糧計画、ワールド・ビジョン・インターナショナル、ケア・インターナショナルとTNT社により設立された組織。同会員団体は、合計で8万台以上の自動車をグローバルに使用しており、その運営コストは約8億ドルに上る。