3日午前10時40分ごろ、大阪府泉南市内の阪和自動車道下り線で、トンネル内で発生していた渋滞の車列に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。車両4台が関係する多重衝突に発展した。後方でも別の事故が発生しており、2人が軽傷を負っている。
大阪府警・高速隊によると、現場は泉南市信達市場にある高倉山トンネル(全長920m)内で、片側2車線の直線区間。当時は交通集中による渋滞が発生しており、低速進行していた車列に対し、これに気づくことが遅れた乗用車が追突。前にいた3台を巻き込み、車両4台が関係する多重衝突に発展した。
この4台は現場で立ち往生したことから後方で渋滞が発生したが、そこでも7台が接触する別の多重事故が起きた。一連の事故で2人が軽傷を負っている。
警察ではいずれの事故も追突側の前方不注視が原因とみて、運転者を含む当事者から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。