フォード米国販売、12年半ぶりの首位…3月実績

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フォードモーターは1日、3月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は21万2777台で、GMを約5700台上回り、1998年8月以来、12年半ぶりの首位。前年同月比は19.2%増と、7か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、フォードが前年同月比28.2%増の20万4276台、リンカーンが2.2%減の8501台だった。

フォードブランドの乗用車系では、主力セダンの『フュージョン』が前年同月比21%増の2万7566台と、7か月連続で増加。しかし、間もなく新型を投入する『フォーカス』は、11.9%減の1万7178台と、4か月連続で減少した。

2011年モデルでエンジンを一新した『マスタング』は、前年同月比46.8%増の8557台と4か月ぶりの前年実績超え。10年秋に新発売したコンパクトカー、『フィエスタ』は、ガソリン価格上昇を受けて、2月の6270台を上回る9787台と支持を集める。

フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラートラックの『Fシリーズ』が、前年同月比25.3%増の5万3272台を販売。クロスオーバーの『エッジ』も20.8%増の1万2388台と人気だ。新型『エクスプローラー』は、111.3%増の1万2482台と好調な立ち上がりを見せる。

リンカーンブランドでは、『MKZ』が前年同月比27.8%増の3138台。『MKX』は11.6%増の2267台を売り上げた。

フォードモーターのケン・クズバイ副社長は、「ガソリン価格が高騰し、顧客の燃費志向は強まった。今後も環境性能の高いエンジンやトランスミッションの開発を進め、顧客の維持費低減に努めたい」と述べている。

《森脇稔》

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