日産自動車は20日、地震の影響で操業を止めている国内工場を24日から一時再開すると発表した。
一時生産を再開するのは追浜工場(神奈川県横須賀市)、栃木工場(栃木県上三川町)、横浜工場(横浜市神奈川区)、日産車体(神奈川県平塚市)、日産車体九州(福岡県苅田町)で、21日から海外生産用部品と補修用部品の生産を行なうほか、24日からは在庫部品で対応できる完成車の生産を行う。
先週には九州工場(福岡県苅田町)で一時、在庫部品による生産を実施した。サプライヤーからの部品供給が完全に復旧していないため、今回の生産再開も一時的と見られる。
いわき工場(福島県いわき市)については、生産再開に向け復旧作業を行なう一方「自宅待機中の従業員には、地域ボランティア活動への参加を推奨する」(広報部)としている。いわき工場は「震源地に近く余震が続いているほか、ライフラインなど、復旧に向けた環境が大変厳しく生産再開になお時間がかかる」(広報部)としている。