海江田経済産業大臣は、東京電力が3月14日以降から輪番停電(計画停電)を実施すると発表した。
同社が計画停電するのは初めて。
同社のエリアでは、企業活動が本格化する14日以降、東京電力エリアでの電力使用量は4100万キロワットが見込まれるのに対して、福島原発の事故で供給量は3100万kWにとどまっており、電力が1000万kW不足する。
同社では、予測不能の事態を回避するため、あらかじめ停電させるエリアと時間を決めて停電する計画停電について「やむを得ず実施する」。
海江田大臣は輪番停電の実施に当たって、経団連や日本商工会議所など、産業界に省エネを要請したことを明らかにした。「電力の安定供給は国民生活に重要な基盤で安定供給に全力をあげたい」としている。