米国IIHS(道路安全保険協会)は3日、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー)を、「2011トップセーフティピック」に認定した。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。
さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも行う。総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。
MINIクロスオーバーのテストは、「クーパー」グレードで実施。前面衝突では頭、首、胸、足と、すべての部位へのダメージが最小限で、各部位がGOOD(優)評価と認められた。
同様に側面衝突でも、後席乗員の足への傷害レベルがACCEPTABLE(良)評価となったのを除いて、運転席と後席ともに、すべての部位へのダメージが少なく、GOOD(優)評価。ボディの安全構造に関しては、前面衝突、側面衝突ともにGOOD(優)評価となった。
また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)。その結果、MINIクロスオーバーは総合評価が最高のGOOD(優)となり、トップセーフティピックに輝いた。
MINIの米国ラインナップにおいて、トップセーフティピック受賞はMINIクロスオーバーが初。IIHSの新テスト導入後としては、BMWグループでは『5シリーズ』に続いてのお墨付きとなった。