スズキは、英国で実証実験を行っている燃料電池スクーター『バーグマン・フューエルセル・スクーター』が二輪車、四輪車の燃料電池を搭載した車両としては世界で初めて「欧州統一型式認証(WVTA)」を取得したと発表した。
バーグマン・フューエルセル・スクーターは、燃料電池システムを搭載した二輪車。英国の燃料電池システム開発企業インテリジェント エナジーと共同で、英国の技術開発を促進する政府機関主催の実証実験に、2010年2月から参加している。
実験は英国中部のラフバラ大学を中心とした地域で実施しており、スズキはバーグマン フューエルセル スクーター1台を使って実証実験中。今後さらに台数を増やす予定としている。
従来、公道で実証実験を行なう場合は、車両1台ごとに個別認証(SVA)を取得していたが、今回バーグマン フューエルセル スクーターは、高い環境性能、安全性能が認められ、燃料電池搭載車として世界で初めて欧州統一型式認証を取得した。