三菱重工業は「二次電池展」(2~4日)で画期的な蓄電システムを紹介した。しかも、その出力は2メガワットと大型のものだ。
通常、これだけ大型の蓄電システムは設置型が基本。ところがこの蓄電システムはコンテナ型をしており、トラックで運ぶことができるのだ。つまり、電気が必要なところへ運んでいき、供給できるわけだ。
コンテナの中には幅190cm、奥行75cm、高さ233cmのラック型蓄電システムが8つ搭載されている。そして、そのラック内には小型のリチウムイオン電池「MiLX」がびっしりと並んでいる。
同社関係者によると、これから実証実験を行い、今年10月にはコンテナ型とラック型の両方を発売する予定だ。