セントラル自動車 葛原社長、宮城新工場のSLIM導入に意欲

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葛原徹社長
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  • 宮城新工場開所式
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  • SLIM(Sales Logistics Integrated Management)の表示ボード(広汽トヨタ)
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セントラル自動車の葛原徹社長は、宮城新工場開所にあたり前職の広汽トヨタ(中国広東省)社長(総経理)時代の成果を積極的に採り入れたいと語った。

「物流を効率化するために重要なのは“視える化“することがいちばんのポイント。中国で取組んだSLIMをやりたいと思っている。

SLIMは3m×2.5mくらいのひとつの画面に、広汽トヨタでつくられた車が中国全土のどこにあるか一覧できる仕組み。広州工場の生産計画、着工、ラインオフ、ヤード、輸送船、上海に着いた、どの販売店の在庫、商談中、納車、これらが一台づつのアイコンで全台が一覧できるボードだ。

どこに車がある、どれだけ車がある、どんな種類があって、どういう車が売れていて、どういう車が在庫として残っている。それがわかった上で、生産にどうフィードバックしてゆくか。そのサイクルが早ければ早いほどキャッシュフローも良くなるし、お客様にジャストインタイムで車を届けることができる。

そのためにも、SLIMのような仕組みをしっかりつくって異常がわかるように、異常に対するアクションを対処できるようにしたい。

中国と違い日本国内はネットワークが出来ているので心配していないが、それをボード上でさらけ出してみんなで見えている状態をつくることがポイントだ」

「中国は20万台の生産能力に、22万台の需要があるというような市場だったが、ここ宮城では12万台の生産能力という規模で細かくバランスをとらなければならない」として、需給のジャストインタイム化に意欲を見せた。

《三浦和也》

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