ヤマハ柳社長、12年の復配目指す

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ヤマハ発動機の柳弘之社長は15日の決算発表の席上、復配について「資本準備金などの取り崩しにより、2011年にめどをつけたい」とし、12年の実現を目指す方針を示した。

ヤマハは金融危機の影響を受けた09年12月期に連結最終損益で2161億円の大幅赤字を計上し、無配に転落した。10年12月期は2期ぶりの黒字に転換したものの、単体では同期末になお235億円の累損を抱えている。

復配へ向け、株主総会での承認を前提として3月に資本準備金と利益準備金を取り崩し、単体の累損を一掃する計画。12年12月期には連結営業利益を750億円(10年12月期は513億円)まで拡大させる計画であり、復配につなげたい方針だ。

《池原照雄》

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