フィアットグループオートモビルズジャパンは、2011年より取り組む社会貢献事業「シェア・ウイズ・フィアット」を明らかにした。
シェア・ウイズ・フィアットでは、2月よりエコフレンドリーなライフスタイルの提案、寄付、そして社会的意識を高める活動をスタートする。社長のポンタス・ヘグストロム氏は「フィアットはイタリアを代表する企業として認知されている。また500(チンクェチェエント)の国内累計販売は1万台を超え、このような成果をコミュニティ還元していくというのは当然のこと」と説明。
また駐日イタリア大使のヴィンチェンツォ・ペトローネ氏は、「2011年はイタリア独立から数えて150周年にあたる。ライフスタイルや自動車、デザイン、家具などでイタリアはよく知られているが、実はアフリカで活動しているボランティアはイタリア人が最も多い。日本でも社会的な責任を果たしていくことは誇りに思う」と述べる。
記者会見では、フィアットとともに活動する非営利団体の代表がプレゼンテーションを実施。健康な食をテーマに世界的に活動する「TABLE FOR TWO international」から小暮真久氏、ブラインドサッカーを通じて個性を尊重しあえる関係の構築を目指す「日本ブラインドサッカー協会」から松崎英吾氏、そして途上国の子供に図書館や教育を支援する「ルーム・トゥ・リード」の松丸佳穂氏がそれぞれの団体の活動と、フィアットとの社会貢献プログラムの概要について説明をした。
フィアット・カントリーマネージャーのティツィアナ・アランプレセ氏は、今回のプログラムの狙いとして、「ファイナンシャルサポートや寄付ではなく、“フィールグッドからリアルグッド”つまり、自分たちで情熱・エネルギーを傾けて働きかけることで本当のハピネスを共有したい。NPOの協力によって、多くの方々のサポートを行い、オフラインのイベントも積極的に実施していく」という。
今後は、「全国75のフィアットショールームでもこの活動を大々的にし、理解と参加を呼びかけたい」(アランプレセ氏)とのことだ。