フィアットグループオートモビルズジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は31日、都内で会見し、コンパクトカー『500』の日本での累計販売台数が「今年春までに1万台に達する」との見通しを明らかにした。
ヘグストロム社長は「500の投入で今まで以上に我々のブランドや商品が支持されることになった」としたうえで、「フィアットは2008年の500の販売を機に日本で新たな活動を開始したが、同年のフィアットブランドは90%の成長を遂げた。去年は30%の成長をみせており、フィアットは日本で非常に伸びている会社のひとつ」と強調した。
フィアット500は08年3月に日本で販売が始まった。フィアットジャパンによると10年12月末までの累計販売台数は9836台という。また日本自動車輸入組合の統計によるとフィアットブランドの2010年の年間販売台数は前年比28%増の5562台だった。