イタリアのパガーニ社が25日に発表した新型スーパーカー、『ウアイラ』(HUAYRA)。新たに公表されたオフィシャル写真から、そのデザインの方向性を分析する。
ウアイラは、『ゾンダ』の後継車として開発。それだけに、フロントのヘッドランプやリアのマフラーなど、ゾンダの面影を残すスタイリングが特徴といえる。
また、ドライバーが車体のほぼ中央に着座し、その後方に長いエンジンルームが置かれるデザインも、ゾンダ譲り。ゾンダとの大きな違いとして指摘できるのが、メルセデスベンツ『SLS AMG』のようなガルウイングドアだろう。ウアイラのエンジンはゾンダ同様、AMG製であり、両車の関連性を感じさせる部分だ。
ところで、ウアイラがワールドプレミアを飾る3月のジュネーブモーターショーでは、同じくイタリアのフェラーリが『FF』、ランボルギーニが『アベンタドール』を初公開する。フェラーリFFは従来のイメージを一新する大胆なシューティングブレーク、一方、アベンタドールは『ムルシエラゴ』後継にふさわしい迫力のフォルムが与えられると見られる。
パガーニが公表したオフィシャル写真からは、フェラーリやランボルギーニとは違うデザインの方向性が見て取れる。好みのデザインはどれだろうか。