リチウムイオン電池の二次利用を検証…三菱、GSユアサなど

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ローソン吉祥院里南店
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GSユアサ、三菱商事、三菱自動車、リチウムエナジージャパン(LEJ)の4社は、三菱の電気自動車(EV)『i-MiEV』に搭載して使用済みとなった、リチウムイオン電池の二次利用に関する実証実験を開始する。

実証実験では、GSユアサが開発した「PV-EVシステム」を活用する。太陽電池で得られた電力を、EVで使用済みとなったリチウムイオン電池に蓄電、さらにその電力を使ってEVを急速充電するというもの。受配電設備の追加投資や電力契約を変更することなく設置できるのが特長で、システムは太陽電池、i-MiEVに搭載されているリチウムイオン電池「LEV50」、GSユアサ製のEV用急速充電器「EVC-20KD」で構成する。

車載用では使用済みとなったリチウムイオン電池を蓄電池に活用して自然エネルギーで発電した電力をEVに充電、走行することで、発電から走行までの二酸化炭素排出量をゼロにする。

実証実験は1月26日から京都市南区にあるコンビニエンスストア「ローソン吉祥院里南店」で実施する。実際に走行していたi-MiEVに搭載していたリチウムイオン電池を取り外し、電力貯蔵用のリチウムイオン電池として活用、EV用電池の他用途への展開時の技術的な検証を行う。

太陽光などの自然エネルギー貯蔵や産業用機器の電源など、幅広い用途でLEV50の二次利用用途を検討し、1年をめどに実証試験の成果を精査する。

《レスポンス編集部》

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