安川電機、EV用高効率モータードライブを開発 SiCで小型化

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SiC-QMET
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安川電機は、独自の電気自動車(EV)用モータドライブ「QMETドライブ」にSiC(シリコンカーバイド)を採用した『SiC-QMET』を開発した。EV用モータードライブにSiCを採用したのは世界で初めて。

SiC-QMETは、安川電機のドライブ技術と、ロームのデバイス技術を融合させた新しいコンセプトのEV用モータドライブ。安川電機独自の電子式巻線切替技術を搭載したQMETドライブをベースに、従来の電子式巻線切替で用いていたモータ内蔵のシリコン製IGBTとダイオードをSiCに置き換えた。SiCの高温動作特性を有効利用することで、モータの冷却構造の簡素化、小型化、高効率化を図った。

モータ駆動用のインバータの主回路も全てSiC化しており、大幅な小型化、高効率化を実現した。モータの電子式巻線切替部の体積とインバータの体積を従来の半分以下にしながら変換効率を2%向上した。

開発品は1月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「第2回EV・HEV駆動システム技術展」に出展する。

《レスポンス編集部》

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