【デトロイトモーターショー11】MINIに学ぶブランドデザイン戦略

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MINIのロゴ入りTシャツを着たスタッフが飲み物を配る
  • MINIのロゴ入りTシャツを着たスタッフが飲み物を配る
  • ブースにはふと腰を下ろしたくなる空間が作られている
  • 紙コップにもロゴ。小物にも気遣いがある
  • ロゴ入りのジャージを着たスタッフも
  • MINIの紙袋自体が会場でブランド化
  • MINIに学ぶブランドデザイン戦略

世界各国の自動車メーカー、ブランドがブースを構えるデトロイトモーターショー。日本でもさまざまな展示会が行われているが、出展者は限られた資金を駆使して効果的なPRを行うことが命題となる。MINIの出展は、イベント出展に対して課題を持つ企業の参考になりそうだ。

MINIは、BMWブースの横で比較的小さなブースを構える。黒に白でデザインされた「MINI」のロゴが印象的。展示は基本的に黒と白のデザインで統一されている。

ブースの前面にはイスを配置、MINIのTシャツを着たスタッフが飲み物を配る。背の高いイスを配置するブースが多い中で、MINIでは背が低いクッションタイプのイスを用意。自然、気軽に少し休憩、という考えを促す。

配布物にもMINIのセンスと戦略が光る。MINIのロゴが配された紙袋、これが会場の至る所で目につく。あたかもこの紙袋が、高級ファッションブランドの袋であるような感覚。MINIの紙袋を持つこと自体が会場内でブランド化している印象だ。なお、開幕2日目にしてすでにMINIの紙袋は品切れとなっている。

ブースに入ると魅力的な世界観に触れシャッターを切りたくなる。MINIのブースではブランドデザイン戦略のレベルの高さを感じた。

《土屋篤司》

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