ボッシュは、新しいモーターサイクル用ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)「Generation 9」の量産を開始したと発表した。
Generation9は、前後輪それぞれのスリップ率を判断、モーターサイクルが転倒する危険がある場合、前輪へのブレーキ圧を低減する。さらに世界最小・最軽量のモーターサイクル用ブレーキコントロールシステム「ABS 9 plus」に搭載する内蔵型圧力センサーが、ライダーがかけたブレーキ圧を記録することで後輪の浮き上がりを早期に検知、システムはより迅速に反応、強くブレーキを操作した時の走行安定性の向上に貢献する。
新しいABSシステムは、現在カワサキの『Ninja ZX-10R』の「カワサキ・インテリジェント・アンチロック・ブレーキシステム(KIBS)」としてオプションで装備され、ドゥカティの『Diavel』に標準装備されることが決まっている。