遮断機作動後に踏切へ進入、衝突した列車は脱線

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17日午前10時ごろ、青森県弘前市内にある弘南鉄道大鰐線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた軽乗用車と、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。列車は弾みで先頭車両が脱線。クルマも大破している。

青森県警・弘前署によると、現場は弘前市石川付近。クルマは警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入。直後に通過した下り普通列車(大鰐発/中央弘前行き、2両編成)と衝突。クルマは列車に押し出されるようにして土手から転落。列車は衝突の弾みで先頭車両が脱線した。

この事故でクルマを運転していた同市内に在住する79歳の男性が打撲などの軽傷。列車の乗客乗員27人のうち、62歳の女性が頚部打撲などの軽傷を負っている。

警察ではクルマの運転者から過失往来危険容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「遮断機が下りている踏切に入った」などと供述しているようだ。踏切手前の路面には雪が積もっており、一部が凍結していたことから、警察ではスリップした可能性も視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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