実装時間を短縮できるエアバッグモジュール TRWが開発

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TRWオートモーティブ・ホールディングスは、車両へ実装時間を大幅に短縮できる低コストな「エアバッグモジュールキット」を発表した。

エアバッグモジュールキットは、様々な車両に適合可能で、世界中で製造されている様々な車両に採用できるよう調整、拡張可能な「標準構成製品」で構成する。

エアバッグモジュールは、限られた搭載スペースに収まるようインフレーターを中心として設計されるため、車両開発に時間がかかった。加えて、類似車両や同じ自動車メーカーの車両でも、国や地域によって異なる仕様レベルが求められるなど、エアバッグの開発は複雑化し、車両開発の上で大きな負担となっている。

同社は今回、短時間で実装でき、コストも低減できる運転席/助手席エアバッグ、側面衝突エアバッグ、カーテンエアバッグ、ひざエアバッグの各種エアバッグモジュールキットを開発した。新しいエアバッグモジュールのに採用したエアバッグ用インフレーター「DI10シリーズ」は、各タイプに共通する部品で構成された規格部品の組立てキットで組み立てることが可能。また、DI10インフレーターはすべて直径が同一だが、高さを変えることで必要な火薬量を調整、ガス容量を調整できる。

コンパクトなサイズと拡張可能なガス出力を実現することで、運転席と助手席両方のエアバッグモジュールにDI10インフレーター技術を統合できるとしている。

《レスポンス編集部》

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