イギリスの大手オンライン中古車販売のオートクエイクが、非常にまれな“車”をサイトに掲載している。サンタクロースのそりだ。ワンオーナーの極上品だという。
何世紀にもわたってプレゼントを配るために世界中を飛び回ってきたサンタは、ついにオートクエイクで車を買うことにし、下取りにそりを出したらしい。
オートクエイクのダーモット・ハルピンCEOは、「走行2512万2010マイル(4020万km、地球1000周)ということを考えると、状態は極めて良好だ。牽引するトナカイはオリジナルの8頭:ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェンが用意されている」と説明する。
登録初年度は15世紀、1491年。乗り馴れたそりを手放すことは、サンタクロースにとって簡単な決断ではなかった。「このそりにはすてきな思い出がたくさんある。だが近代的な乗り物に乗り換える時が来たようだ。1日に2回、トナカイ小屋の糞を掃除するのは、この歳ではつらいのだ」。
ただしサイトには価格の表示がない。「興味を持った方は手付金の代わりに寄付してください」という、クリスマスシーズンの募金プロモーションである。