ホンダ エレメント、9年の歴史に幕

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米国ホンダは3日、『エレメント』の生産を、2011年モデルをもって終了すると発表した。

エレメントは『シビック』のシャシーをベースに開発されたクロスオーバー車で、米国では2002年12月に発売。2001年1月のデトロイトモーターショーに出品されたコンセプトカー、『モデルX』の市販版として登場した。

米国では発売以来、顧客が荷室の機能性や多彩なシートアレンジ、観音開きのサイドドアなどを高く評価。2009年からは、愛犬家に向けた「ドッグ・フレンドリー・パッケージ」が設定されており、支持を集めている。

またエレメントは、日本市場にも2003年6月に上陸。しかし、もともと米国向けに開発されたモデルだけに販売は伸びず、2005年7月をもって導入が中止された。

2002年12月の発売から、現在までの米国における累計販売台数は、32万5000台以上。米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「エレメントは2011年モデルが最後となるが、エレメントのオーナーは、引き続き個性的なスタイリングと比類なき使い勝手の良さをお楽しみいただけると確信している」とコメントしている。

《森脇稔》

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