ダイハツ工業は、2011年3月期の通期連結決算業績見通しを上方修正した。
下半期の動向は不透明なものの、中間期までの業績が予想以上に好調に推移したため。
国内販売見通しは、エコカー補助金終了後の反動減が予想されるため、前回予想を据え置いた。海外販売は販売好調なインドネシアで2万9000台、マレーシアで1万3000台をそれぞれ前回予想よりも上方修正した。この結果、売上高は前回予想よりも1000億円増の1兆5500億円となる見通し。
為替変動85億円や品質改善費用139億円などを見込むものの、売上げ増や原価低減、諸費用の低減などの増益要因がカバーし、営業利益は430億円を予想していたが820億円に、経常利益は450億円を予想していたが880億円にそれぞれ上方修正した。
最終利益は従来予想よりも230億円増の440億円となり、前年同期比でも107.9%増と倍増する見込み。