GMは11日、中国における9月新車販売の結果を公表した。総販売台数は、9月としては初の20万台超えとなる20万8353台。前年同月比は15%増と好調だ。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。9月新車販売は、上海GMが月間新記録となる10万0786台を販売し、前年同月比40.8%増と大きく伸びた。SAIC‐GMは、10万0718台を売り上げる。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比36.8%増の4万6243台をセールス。09年4月に投入したコンパクトセダン、『クルーズ』と、小型ハッチバックの『セイル』が牽引役を果たした。
ビュイックブランドは9月、前年同月比35.4%増の5万7948台を販売。ロワミディアムモデルの『エクセル』をはじめ、『ラクロス』と『リーガル』が人気を集める。キャデラックブランドも『SRX』を中心に、前年同月比186.5%増の2017台と、初の月販2000台超えを達成した。
SAIC-GMでは、ベストセラーミニバンの『サンシャイン』が、9か月連続で月間5万台以上をセールス。09年8月に設立されたトラック合弁のFAW-GMは、6607台の実績を残した。
GMの今年1〜9月中国新車セールスは、前年同期比37.4%増の177万5764台。過去最高を記録している。