スズキの鈴木修会長兼社長は26日の新型『スイフト』発表会見の席上、新モデルは2008年7月に稼動した小型車の新鋭工場である相良工場(静岡県牧之原市)で生産開始したと明らかにした。
旧モデルは湖西工場(同県湖西市)で生産していた。スイフトは当面、国内向けを中心に年5〜6万台の生産となるが、鈴木会長は「相良はフル稼働となり、湖西も能力以上だった生産が緩和される。負荷の平準化により両工場でバランスが取れるようになった」と、評価した。
スイフトの移管で軽自動車が主体となる湖西工場については、一部ラインの設備老朽化も進んでいる。このため、「更新・合理化投資を進め、一段のコスト低減を図っていきたい」と述べた。