自動車検査登録情報協会は24日、2010年3月末現在の自家用乗用車の世帯当たり普及台数を発表した。1世帯当たりの保有台数は1.080台と4年連続で減少した。
世帯当たり普及台数は同協会が発行する「自動車保有車両数月報」と総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態および世帯数」をもとにまとめている。
10年3月末現在の自家用乗用車保有台数は5763万7404台、世帯数は5336万2801世帯。保有台数は、新車販売の不振から前年同期から22万台増にとどまったが、世帯数は48万世帯増と例年並みに増加した。この結果、普及台数は前年同期の1.086台を下回った。普及率は2000年の1.075台の水準まで後退したことになる。
世帯当たり普及台数は1976年(昭和51年)に0.5台と2世帯に1台となり、96年(平成8年)には1.000台と1世帯に1台になった。ピークは2006年(平成18年)の1.112台で、以降は減少に転じている。