15日午後3時15分ごろ、埼玉県越生町内にある東武鉄道越生線の踏切で、踏切内で立ち往生していた軽乗用車に対し、通過中の上り普通列車が衝突する事故が起きた。軽乗用車は中破し、運転していた66歳の男性が足を骨折する重傷を負っている。
埼玉県警・西入間署によると、軽乗用車は車体の半分ほどを踏切内に進入させた状態で立ち往生。列車の運転士は急ブレーキを掛けたが、間に合わずに衝突した。
軽乗用車は押し出されるようにして中破。運転していた66歳の男性は車体に体を挟まれ、両足を骨折する重傷を負った。列車の乗客乗員にケガはなかった。
現場は越生町上野東付近で、警報機や遮断機が設置された踏切。軽乗用車が踏切を通過しようとしていた際に列車接近で警報機と遮断機が作動。前方の遮断機が下りてしまったため、軽乗用車は踏切内で停車したものとみられている。