ベントレーは10日、『コンチネンタルフライングスパー』と『コンチネンタルフライングスパースピード』に、中東向け限定車の「アラビア」を設定した。
ベントレーにとって、中東は重要市場で、世界販売の約10%を占める。中東での過去5年のセールスは、世界平均の倍以上の伸びを示してきた。そこでベントレーは、世界最速の4ドア高級サルーンを標榜する両車に、中東専用車のアラビアを投入する。
インテリアは、前席に空調機能付きレザーシートを採用。後席には、ウッド製ピクニックテーブルが備わる。また、サイドシルや灰皿リッド、フロントフェンダーには、専用エンブレムが添えられた。
専用アルミホイールは、フライングスパーが14本スポーク、フライングスパースピードが20インチの10本スポークデザイン。フライングスパースピードには、カーボンセラミックブレーキも用意される。
6.0リットルW12気筒エンジンに変更はなく、フライングスパーが0‐100km/h加速4.9秒、最高速312km/h。610ps、76.5kgm仕様のフライングスパースピードは、4.8秒、322km/hの実力だ。
2種類の中東向け専用車は、合計25台を発売。ベントレーのGeoff Dowding氏は、「我々は急成長中の中東市場に向けて、特別なベントレーをリリースする」と述べている。