JR東海は、約870億円を投じて浜松工場の新幹線車両工場をリニューアルする。
浜松工場は、東海道新幹線で唯一の新幹線車両の全般検査を行う工場。大正元年の創立以来、既存の建物を最大限活用することで、新形式車両の導入や輸送力増強に対応してきたが、今回、耐震性の高い建物に建て替え、大地震の際にも全般検査ができるようにする。
建物の配置は見直し、シンプルな検修ラインを構築し、全般検査工程の効率化を図る。また、最新の検修機械を導入し、現在人手で行っている作業を機械化するほか、太陽光発電システムや高効率のインフラ設備を導入する。
全般検査を実施しながら抜本的なリニューアルを行うため、長期にわたる工事となる。工事完了は2019年3月の予定。