BMWグループのMINIは27日、2011年シーズンからWRC(世界ラリー選手権)へ参戦すると発表した。マシンはMINI『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)がベースだ。
MINIは、WRC参戦マシンのイラストを公開。MINI『カントリーマンWRC』と名づけられたマシンは、WRCの新スーパー2000カテゴリーへ参戦する。新スーパー2000カテゴリーは、排気量が1600ccで、ターボ装着が認められ、駆動方式は4WDとなる。
このマシンは、BMWモータースポーツが開発を担当。市販のMINIの1.6リットル直列4気筒ターボをベースに、専用チューンが施される。また、英国プロドライブ社も開発に参画。スバルのWRC黄金時代を支えた豊富なノウハウが、MINIのWRC挑戦をサポートする。
MINIといえば、初代Mini『クーパーS』が1960年代、モンテカルロラリーを連覇するなど、輝かしい戦績を残した。MINIカントリーマンWRCは今秋からテストを開始し、2011年シーズンのWRCへスポット参戦。2012年シーズンに、フル参戦を目指す。