ダイムラーは26日、9月1日からスマートブランドを新体制に移行させると発表した。
新体制では、メルセデスベンツの乗用車部門の中に、新たにスマートブランドの商品開発セクションを立ち上げるのが柱。ダイムラーによると、スマートの商品開発をいっそう強化するのが狙いという。
また人事面では、元グローバル事業マネジメントと欧州販売の担当役員、Annette Winkler氏を、スマートブランドのトップに起用。メルセデスベンツ乗用車部門のJoachim Schmidt販売&マーケティング担当副社長に、緊密に報告が行える体制を整える。
メルセデスベンツの今年上半期(1〜6月)世界販売は、前年同期比15.2%増の55万6700台。一方、スマートの上半期世界販売は、17%減の5万0700台にとどまっていた。ダイムラーは新体制で、スマートの販売拡大を目指す。