ダイムラーは20日、メルセデスベンツの今年上半期(1~6月)のインド新車販売結果を公表した。前年同期比69%増の2500台を販売し、インド国内で最も成功したプレミアムブランドとなった。
販売の中心は、2009年10月に導入された新型『Eクラスセダン』。今年上半期の販売台数は1000台に達し、前年同期比109%増を記録した。『Sクラス』は25%増、『Cクラス』は53%増、『Mクラス』などのSUVは30%増と、いずれも好調だ。
ダイムラーのJoachim Schmidt販売担当副社長は、「上半期の実績は、予想を上回るもの。年間では2009年の3200台を上回る販売台数が期待できる」と述べた。
メルセデスベンツは現在、インド市場の11セグメントに合計30車種を投入。スーパーカーの『SLS AMG』の販売も開始されるなど、富裕層をターゲットにした拡大戦略を打ち出している。