フォルクスワーゲングループは15日、中国東部の江蘇省揚州に、新工場を建設すると発表した。
新工場建設は、フォルクスワーゲンの中国における成長戦略の一環。新工場は車体プレス、塗装、組み立ての各工程を備え、約4000名を雇用。2013年に稼働し、30万台の最大年産能力を想定している。
15日、現地で新工場建設に関する調印式を実施。フォルクスワーゲングループのヨケム・ハイツマン生産担当取締役は、「2013~14年までに、中国での年産台数を現在の2倍にあたる300万台へ引き上げる。新工場は、その中核を担う」と語った。
フォルクスワーゲングループの今年上半期(1~6月)中国新車販売は、前年同期比45.7%増の約95万台と過去最高。フォルクスワーゲンは新工場建設で、中国での需要増に応える方針だ。