日産自動車の志賀俊之COOは13日発表した新型『マーチ』について、現地生産するタイなど各国の工場とも、現地調達率は90%レベルになると明らかにした。
そのうえで、日本から部品を供給するのに比べ、現調の方が2~3割のコスト削減につながると述べた。また、日本から供給する際は「為替の変動という大きなリスクもある」と指摘し、現調率を高める利点を強調した。
マーチはタイのほか、インド、中国、メキシコで生産する。すでに生産中のタイ、インドでは鋼材についても、特殊な一部品種を除き「大半が現地メーカーから調達している」(志賀COO)という。