フォードモーターは1日、6月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は17万0900台で、前年同月比は15.4%増。9か月連続で前年実績をクリアした。
ブランド別では、「フォード」が前年同月比16.2%増の15万5332台、「リンカーン」が11.5%減の6318台、廃止が決まった「マーキュリー」が26.2%増の9250台だった。
フォードブランドの乗用車系では、主力セダンの『フュージョン』が前年同月比0.8%減の1万8412台と一歩後退。しかし、2011年初頭に新型を投入する『フォーカス』が20.5%増の1万5148台、エンジンを一新した『マスタング』が17.6%増の8974台、『トーラス』が191.3%増の6607台と、フュージョンの不振をカバーした。
フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラートラックの『Fシリーズ』が、前年同月比29.5%増の4万6502台を販売。『エスケープ』は1%増の1万5540台、『エッジ』は5.7%増の8173台、『エクスプローラー』は28.4%増の6700台を売り上げた。
マーキュリーブランドでは、エスケープの兄弟車の『マリナー』が、前年同月比35%増の3201台、リンカーンブランドでは大型SUVの『ナビゲーター』が、14.4%増の653台と好調だった。
フォードの今年上半期(1〜6月)米国新車セールスは、前年同期比28%増の95万4745台。Ken Czubay副社長は、「6月はFシリーズに加わったスーパーデューティーやマスタングが牽引役となった」と、述べている。