米国ホンダは24日、『アコード』(日本名:『インスパイア』)の2011年モデルを発表した。燃費の向上や内外装のリファインがテーマだ。
2011年モデルのハイライトが燃費の改善。エンジンのフリクション低減やトランスミッションのギアレシオ変更、エアロダイナミクス性能の向上などの改良が施された。これにより、2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジン搭載車(5速AT)は、米国EPA(環境保護局)燃費が市街地9.78km/リットル、高速14.45km/リットルと、従来比で約10%の向上を果たしている。
外観はフロントを中心に化粧直し。フロントグリル、フロントバンパー、トランクリッド、テールランプ、アルミホイールなどのデザインを変更し、上質感や力強さが追求された。インテリアは、使用頻度の高いエアコンのスイッチをドライバーの近くに置くなど、操作系の見直しが図られている。
2011年モデルのアコードは、8月半ばから全米のホンダディーラーに並べられる。アコードの今年1~5月米国販売は、前年同期比26.3%増の13万4178台と好調に推移。米国ホンダは2011年モデルの投入で、販売に弾みをつける方針だ。