気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年6月18日付
●首相「消費税10%」言及、参院選公約会見「自民案参考に」年度内に具体案(読売・1面)
●トヨタ米新工場建設再開、ミシシッピ州,来秋から生産開始(読売・12面)
●トヨタ反転攻勢、金融危機で凍結案件すべて再始動(産経・10面)
●「もみじマーク」新たに4案、検察庁意見募集し今秋決定(産経・26面)
●中国で相次ぐ工場スト、トヨタ系列部品工場も(東京・9面)
●嵐を越えて、トヨタ新体制1年、番外編、張富士夫会長に聞く「試練」がチーム一つに(東京・9面)
●三菱自、電気自動車実質200万円、日産は軽上回る低燃費車(日経・1面)
●直販損保8社、自動車保険、昨年度8%増(日経・4面)
●日立、電池売上高75%増、14年度目標、次世代送電網用など開拓(日経・12面)
●トヨタ再出発、試練の1年を超えて、品質改善へ人づくり、張富士夫会長「在庫削減、製版で妥協せず」、渡辺捷昭副会長「VBに学び変化に先手」(日経・12面)
●商船三井、申告漏れ105億円、国税指摘、異議申し立て(日経・39面)
ひとくちコメント
警察庁が「もみじマーク」の代替案として4つの図案を選定した。17日付の各紙夕刊(夕刊を発行していない産経はきょうの朝刊)がカラーで大きくで取り上げている。
初心者の「若葉マーク」に対し、高齢ドライバーの車に貼るもみじマークをめぐっては、「枯れ葉」や「涙」というネガティブなイメージを連想させるという意見が殺到したため、デザインの見直し論が高まり、変更を含めて検討を重ねてきた。
警察庁は2009年11月から3か月間、もみじマークの代替案を一般公募した。その結果、1万4573点のデザイン案が寄せられ、同庁が委嘱したアートディレクターら専門家5人による「検討委員会」が今回公表の4案に絞り込んだもの。
現行のマークも含めた5点からアンケートなどを実施して、今秋にも決めるという。新しい図案には、パスタ料理店などにある小皿に似たようなデザインや鎌倉の銘菓のような可愛らしいデザインも含まれているが、筆者の個人的な意見としてはいずれも「帯に短し……」で、現行のもみじマークがシンプルでわかりやすい。
マークデザインの選定よりも多発する高齢者ドライバーによる交通事故防止に全身全霊をかけて取り組んでもらいたいものである。