双日は16日、子会社の双日エナジーベンチャーを通じてタイトサンドガスを生産している米国テキサス州北東部のカーセージ陸上ガス鉱区で、水平掘削を開始、生産規模の倍増を目指すと発表した。
カーセージ陸上ガス鉱区は、これまで垂直掘削によるガス開発を進めており、現在原油換算で日量1500バレルのタイトサンドガスを生産している。新たに水平掘削を行うことで、開発井1本あたりの生産規模を拡大、生産効率の向上を図る。
すでに第一号井水平掘削を開始しており、8月にも生産規模を拡大、原油換算で日量約2500バレルに引き上げる計画だ。
カーセージ陸上ガス鉱区は、タイトサンドガス層に加え、同鉱区内の深層部にシェールガス層が存在することが確認されており、現在、評価井掘削で確認を進めている。同社は、将来的に深層部のシェールガス層でも水平掘削を実施、ガス生産を原油換算で日量約3300バレルに倍増させる予定だ。