出光興産は14日、7月から系列サービスステーション(SS)への石油製品卸価格の改定方法を変更すると発表した。
従来は毎週水曜日に、前週水曜日からその週の火曜日のマーケットを参照し、土曜日から翌週金曜日に取引する価格を提示している。この方式では、最大10日間のタイムラグが発生している。原油価格の乱高下が激しいため、より直近の製品市場や需給環境を参照する方式を採用する。
具体的には毎週金曜日に、東京工業品取引所(TOCOM)や大手調査会社の製品別卸価格情報などから、物流経費、ブランド料などの経費を加算して、取引先ごとに土曜日から翌週金曜日に取引する価格を提示する。
公表方法についても現在の毎週の方式を改めて、油種別にその月の改定価格の平均値を前月比で公表する。
昭和シェルも6月から価格の改定を毎週から毎月に変更している。