米ホンダ、ブレーキオーバーライドシステムを全生産モデルに装着へ 11年中

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米国ホンダは26日、生産されるホンダとアキュラの北米市場向けモデル全車種に、8月より順次、ブレーキオーバーライドシステムを装着することを発表した。2011年末までに日本を含む全世界のほぼ全ての生産車で装着される。

米国内では未だ連邦政府によるブレーキオーバーライドの義務付けは決まっておらず、今回ホンダは先手を打つ形で全車にブレーキオーバーライドの標準装備化を決定。

「ブレーキ・プライオリティー・ロジック」と銘打たれたホンダのオーバーライドシステムは、構造や作動内容の詳細については投入モデルの発表と同時に行うとして未公表だが、概要としては「単純にブレーキとアクセル双方が踏まれた時にスロットルをオフにするのではなく、一定の条件下でアクセルが踏みこまれた状態でブレーキを踏んだ場合のみ電気的にアクセルオフの状態になる(スロットルバルブを閉じる)」という仕組み。ヒールアンドトゥなど、意図的にアクセルとブレーキ双方を踏む場合にはスロットルはそのままになるとのことだ。 

参考までに、トヨタが米国向けのモデルを中心に導入を開始したブレーキオーバーライドは、スロットルの開度が3分の1以上、車速5マイル/h以上でブレーキを目一杯踏み込んだ時に作動する。

《ケニー中嶋》

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