市光工業、管理・技術開発部門を集約 本社を伊勢原へ移転

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伊勢原に新たな本社屋「i-Wing」を建設
  • 伊勢原に新たな本社屋「i-Wing」を建設
  • 同社初の女性管理職第一号は派遣社員から
  • 同社初の女性管理職第一号は派遣社員から
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自動車部品メーカーの市光工業は21日、現在東京都品川区東五反田にある本社を、同社中核製造所とテクニカルセンターのある神奈川県伊勢原市内(神奈川県伊勢原市板戸80)へ、10月をめどに移転すると発表した。

業務効率の向上、技術開発体制の強化を図るのが目的で、これまで五反田や伊勢原などに分散していた管理部門と技術開発部門を、建設中の新棟(通称「i-Wing」)に集約させる。

「これまで、五反田本社の営業セクションのスタッフが、日産の開発拠点である日産テクニカルセンター(厚木市。伊勢原市隣)へ毎日のように往復していた。伊勢原に集約させることで営業部門の効率化も期待できる。伊勢原と五反田に分散していた経理部門もひとつになる」と同社広報の金子元一氏は話す。

新棟は「これまで伊勢原の同社敷地内にあったテニスコートや体育館の土地を活用して建てられる」(同社)。本年8月末までに完成する予定。地上4階建て、延べ床面積1万1695平米で、本社機能のほか、自動車用ランプやミラー等、同社が扱う全ての製品の技術開発を担う。

「i-Wing」は、太陽光発電や屋上緑化、効率的な空調システム、高断熱ガラスなどにより、CO2排出量の低減とエネルギー効率の環境性能にも配慮されている。

さらに同拠点では今後、超低消費電力次世代LEDヘッドランプの量産も予定。本社移転により、伊勢原には同社従業員約1100名が勤務する見込み。

金子氏は「10月のオープンにあわせたお披露目式も予定している。また、周辺住民向けに毎年行われている“夏祭り”も、このオープンにあわせて行おうかなど検討しているところ」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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