市光工業とミツバは21日、米国での合弁会社であるイチコウ・ミツバ(IMIC)を解散することで合意したことを明らかにした。
IMICは市光が1987年に解散した子会社イチコウ・マニュファクチャリングをベースに、2006年に市光とミツバ両社による合弁工場として設立した。市光の連結子会社で、資本金は1200万米ドル、市光が75%、ミツバが25%出資している。
米国の自動車メーカー向けに自動車用ミラーやスモールランプ、成形・塗装樹脂部品などを製造している。しかし、北米自動車需要の低迷で業績が悪化しており、今後の業績回復は望めないことから解散することで合意した。
10月末までに清算する予定。
市光では今後、大きな需要拡大が見込まれているアジアに経営資源を集中する方針で、不採算な北米事業は縮小する。