トヨタ、反射材の効果を手軽に体験できるツールを開発

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くらピカBOX
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トヨタ自動車は18日、夜間の歩行時や自転車乗車時の事故防止に効果的とされる反射材の普及・使用拡大を図るため、反射材の効果や色による夜間の視認性の違いを手軽に体験できるツール「くらピカBOX」を開発したと発表した。同社の関連施設に常設して今後の交通安全啓発活動に活用する。

トヨタは、「トヨタ交通安全キャンペーン」などを通じて高齢歩行者の事故防止を呼びかけてきたが、依然として夜間に高齢者がクルマに轢かれる事故は多い。その夜間の事故を低減するため、同社は反射材の効果が高いと判断、実体験でその効果を理解できるツールを製作した。

これまで講習会などで反射材の効果体験を実施する場合、暗幕付きの部屋を用意したり、テントを暗幕で覆う必要があり、夜の暗闇を再現するのが手間だった。くらピカBOXは、長さ約1.5m程度の軽量な箱で簡易に暗闇を再現、市販のライト付きゴーグルと組み合わせることで、屋内外を問わず手軽に反射材体験が実施できる。

同社は、このツールを東京と名古屋の直営自動車学校、トヨタ交通安全センターモビリタ(静岡県)、豊田市交通安全学習センターに常設して高齢者への啓発に活用していく。また、トヨタや販売店、関連事業体の主催イベントでも活用して反射材の効果を訴えていくとしている。

《レスポンス編集部》

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