日本軽金属の中期経営計画、2013年3月期に営業利益270億円

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日本軽金属は14日、2010年4月を起点とする3か年のグループ「新・中期経営計画」を策定した。

新・中期経営計画では、足下の状況を踏まえ経営基盤の強化を図る一方、アルミ素材関連の基礎技術に磨きをかけ、この技術を活かした新商品・新技術の創造のほか、経済成長が見込める中国・東南アジアへの事業戦略などを通じて顧客価値を高める方針だ。

成長分野として自動車、電気・電子材料、情報・通信、環境・安全・エネルギーの4分野が今後の成長や新たな用途開発が見込める分野で、研究開発、設備投資など重点的に経営資源を投入する。

また、アルミナ・化成品、アルミ箔、トラック架装、パネルシステム、自動車塗料用ペースト、太陽電池関連部材をはじめとする業界トップシェアの分野については、新製品の拡販、生産性の向上、新たな海外市場の開拓を通じて、競争力を強化する。

さらに、成長が見込まれる中国、東南アジア市場で、パウダー・ペースト、アルミニウム合金、自動車部品を中心に海外拠点の能力を増強するとともに、M&Aやアライアンスなどの機動的な活用を含め新規事業に積極的に進出、海外ビジネスの拡大を図る。

数値目標は2013年3月期に売上高4300億円、営業利益270億円、経常利益200億円、当期利益120億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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