エコ系の機能を充実させた2010年モデルのサイバーナビだが、最大のトピックは「安くなった」ということだろう。これまでは40万円に届こうかという価格だった。
そうした意味からも「最高峰の市販ナビ」と呼ばれたが、今回は2DINモデルで約30万円、インダッシュモデルで約32万円となった。
機能がカットされたわけでもなく、不景気の影響でもなく、内部に搭載する基板などのパーツ類を見直し、生産体制も改めた結果、価格を抑えることに成功したという。本体は昨年モデルからキャリーオーバーされているため、量産効果も出たということだろうか。
スマートループも含め、トップレベルのナビ性能は変わらず。地図データ更新も3年間無料で、この間に全データ更新5回、地点データ更新が30回つく。他のナビの地図更新が有料ということを考えれば、今度のサイバーナビは発売当初からリーズナブルということになる。
AV機能も充実。画面の部分ごとにコントラストの自動調整を行う「アドバンスド・アクティブコントラスト」機能を新たに搭載。明暗が混在する映像でもピクセル単位で調整することで、従来モデルよりも色とびの少ない鮮明な画像を表示できるようになった。
また、楽曲情報をスマートループを介し、ユーザー間で共有できるようになった。他のスマートループ参加者が聴いている曲のタイトルや、その曲に対する評価などの情報を得ることができるようになったほか、アーティストランキングにも対応した。