【北京モーターショー10】広州汽車 X-POWER、発売は今秋が目標

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広州汽車 X-POWER
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2000社以上の出展者を集めるなど、世界最大級のエクスポジションとなった北京モーターショー。トヨタ、ホンダなどと合弁生産を展開する広州汽車集団は、自社ブランドのハイブリッド・クロスオーバーSUVのコンセプトモデル『X-POWER』を展示した。

X-POWERは2009年の広州モーターショーで初公開されたもので、市販に向けたブラッシュアップが着々と進んでいる。「(地元である華南の)広州で今秋にアジア大会が開催される。それまでに開発を間に合わせたい」と広州汽車の関係者はいう。

デザインは2009年時点からほとんど変わっていない。スバル『トライベッカ』によく似たラテン系のシルエットボディを持ち、各部のフィニッシュは非常に綺麗だ。ハイブリッドシステムは、2つのモーターを備えた後輪アクスル(車軸)と、ベルト式アイドルストップシステム付きエンジンを組み合わせたもの。広州汽車は、投入した技術はすべて独自の技術と主張している。

品質、信頼性は未知数だが、価格次第では海外メーカーとの合弁会社のOEMモデルに対してある程度の競争力を持つことができるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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