2000社以上の出展者を集めるなど、世界最大級のエクスポジションとなった北京モーターショー。トヨタ、ホンダなどと合弁生産を展開する広州汽車集団は、自社ブランドのハイブリッド・クロスオーバーSUVのコンセプトモデル『X-POWER』を展示した。
X-POWERは2009年の広州モーターショーで初公開されたもので、市販に向けたブラッシュアップが着々と進んでいる。「(地元である華南の)広州で今秋にアジア大会が開催される。それまでに開発を間に合わせたい」と広州汽車の関係者はいう。
デザインは2009年時点からほとんど変わっていない。スバル『トライベッカ』によく似たラテン系のシルエットボディを持ち、各部のフィニッシュは非常に綺麗だ。ハイブリッドシステムは、2つのモーターを備えた後輪アクスル(車軸)と、ベルト式アイドルストップシステム付きエンジンを組み合わせたもの。広州汽車は、投入した技術はすべて独自の技術と主張している。
品質、信頼性は未知数だが、価格次第では海外メーカーとの合弁会社のOEMモデルに対してある程度の競争力を持つことができるだろう。