GMの韓国法人、GMデーウは29日に開幕した釜山モーターショーにおいて、新型『アルフェオン』(ALPHEON)を公開した。米国向けのビュイック『ラクロス』のバッジエンジニアリング車だ。ビュイック・ラクロスは2009年1月、デトロイトモータショーで発表。デザインはGMの米国と中国部門が連携。シャシーは欧州部門が担当と、3地域にまたがって開発されたグローバルモデルだ。シャシーなどのメカニズムは、オペル『インシグニア』がベース。外観はひと目でビュイックとわかるスタイリングを採用し、縦基調のメッキグリルはビュイックのアイデンティティといえるデザインだ。サイドウインドウの面積は小さくまとめられており、スタイリッシュに見える効果を生んでいる。それでもボディサイズは、全長5003×全幅1858×全高1497mm、ホイールベースは2837mmとかなり大きい。インパネはインシグニアと同じく、サイドまで回り込んだ特徴的なデザインとした。エンジンは直噴V型6気筒の2機種で、3.0リットル(255ps、29.2kgm)と3.6リットル(280ps、36.1kgm)。トランスミッションは両ユニットともに6速ATだ。新型ラクロスは昨年秋、米国市場での販売がスタートしている。GMデーウは今回、このラクロスの韓国導入を決定。韓国市場ではビュイックの名前は使用されず、車名はGMデーウのアルフェオンとされた。エンブレム類がアルフェオン専用となるほかは、ビュイックラクロスと共通。エンジンは3.0リットルV6(255ps、29.2kgm)で、6速ATを組み合わせる。新型アルフェオンは今年後半から、韓国のディーラーに並べられる予定。GMデーウのマイク・アルカモーネ社長兼CEOは、「新型アルフェオンは、韓国の高級車ユーザーのニーズを満たすと確信している」と胸を張った。
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